体験談:遺言の作成をしておかなければどれだけ辛いかおわかりですか?

実の子がいない伯母のケース

東京の都市風景私には高齢の伯母がいます。彼女は若い時に一度結婚をしたものの離婚をしてしまいました。それからと言うもの、ずっと一人で暮らしています。
子供にも恵まれなかったためか、姪の私の事を実の子供のように可愛がってくれたものです。
しかし、その伯母ももう80代後半、いつ何があっても不思議ではない年齢です。そして、そのようになった時の事を考えなければならなくなってきたのです。万が一の事があった時、どうするかと言うことは常々話していたのですが、具体的に話し合うことはさすがにはばかられました。しかし、伯母が入院してしまい否が応でも話をしなければならなくなったのです。

兄弟、姉妹間での相続トラブル

一人暮らしの伯母には私の父を含め、何人かの兄弟がいるのです。しかし、亡くなった人や行き来のない人もいるのです。伯母が亡くなった時、発生するであろう遺産相続の事を考えた時、面倒なことになるのは明白な事です。多くの手間暇がかかるのです。行き来が無い親戚にまで連絡を取り、書類を作成するのはとても面倒です。

遺言を書くのを促す方も辛い

私は、そのことを伯母に伝えました。その時の伯母の悲しそうな顔は今でも忘れられません。しかし、私にも私の生活があります。出来るだけ伯母には嫌な思いをさせないように言葉を選びながらの説明でした。遺言を書いて欲しいと告げることがどれだけ辛く、切ない事だったか。
しかし、伯母も遺言を書いておかなければ面倒なことになる事を知っており、私の気持ちを理解してくれたのです。

専門家に依頼するのが一番です

高齢の伯母の遺言作成は自分でするのは難しいと判断し、司法書士に依頼しました。最初は緊張した面持ちでの面談でしたが、しっかりとした口どりで司法書士に依頼をしている伯母を見て、涙が溢れてきました。いつか訪れるであろう最後の時。その時、私は伯母の意に沿うことが出来るのかと思いますが、今までの恩に報いるつもりでいるのです。